2011年(平成23年)11月12日~13日、第8回日本循環器看護学会学術集会を宮城県仙台市で開催することとなりました。
わが国の循環器領域の診療は、目覚ましい進歩をとげておりますが、治療の複雑化・高度化に伴い、より専門的な看護支援が求められております。また超高齢社会の到来により、心疾患患者の増加が危惧され、予防期からの健康の連続性に沿った継続的かつ専門的な看護支援の重要性が指摘されております。
日々の循環器看護実践を可視化して、看護支援と評価の明確化をはかり、専門的な循環器看護支援の重要性を提言していくことは、本学会の重要な役割といえます。
第8回日本循環器看護学会学術集会は、「循環器看護の可視化への挑戦」をテーマに開催いたします。特別講演には、東北大学加齢医学研究所脳機能開発研究分野教授の川島隆太先生をお迎えし、教育講演には、東北厚生年金病院長の田林晄一先生、福岡県立大学看護学部教授の安酸史子先生にご講演いただき、循環器疾患患者の看護支援を深めて参りたいと思います。
プログラムでは心臓リハビリテーション学会との共催シンポジウム、公募シンポジウムや優秀演題表彰、各種教育セミナーや交流集会などの多彩な内容を準備しております。
また、本学会が看護協会に申請した「慢性心不全看護認定看護師」が平成23年度から教育が開始されることとなり、まもなく、わが国初の「慢性心不全看護認定看護師」が誕生することとなりました。この慢性心不全看護認定看護師を目指す方々のための、慢性心不全患者の理解を深める教育セミナーも開催いたします。
宮城県は「食材王国みやぎ」のキャッチフレーズそのものの魅力を持つ、日本の旬の美味を、まさしく旬の時に、十分に堪能できる贅沢な地です。宮城には、日本三景松島があり、また仙台の奥座敷としての作並温泉や秋保温泉、近郊にも鳴子温泉などの、心身ともに癒される温泉も豊富にあります。学術集会で大いにディスカッションをして循環器看護を深め、さらに宮城、仙台の魅力を十分に堪能して、明日からの臨床、教育、研究への活力にしていただきたいと思います。
11月12日、13日、仙台の地で皆様にお会いできますこと、心より楽しみにいたしております。